住まいのお金FP相談室の真崎です。
ここ数年、住宅価格は上昇が続いており、家計に占める住宅ローンの負担が年々重たくなっています。
では、2024年以降の住宅価格はどうなるでしょうか?
ここ最近の住宅価格の上昇の理由の1つに「円安」がありました。
住宅資材も輸入に頼っている部分が大きく、一時1ドル150円程度まで進んだ円安により、住宅資材の輸入価格が上がり、その結果住宅価格も上がっていました。
それがこの1ヶ月ぐらいで1ドル10円前後円高が進んでいます。
「円安で住宅価格が上昇したのだから、円高になれば来年は住宅価格も下がるでしょう?」
と期待してしまいがちですが、残念ながら恐らく価格は下がらないと思われます。
先日、某大手ハウスメーカーの偉い方とお話をした際に、円高の影響について質問してみました。
確かに住宅資材の購入価格は下がる見込みですが、人件費の上昇は続いているようです。
例えば大工さんなどの人件費も高騰しています。
どこのハウスメーカーも職人さんの高齢化には頭を悩ませており、腕のいい職人さんは高い報酬を払ってでも抱え込みをしたいものです。
また、優秀な人材を確保するには社員のお給料も上げなければなりません。
人手不足もありますし、政府の要請で賃上げもしなければならず、例え円高で住宅資材の輸入価格が下がっても、人件費は今後も上がるので、来年以降も住宅価格はよくて現状維持、更に上がる可能性もあるそうです。
住宅費、教育費、老後資金は家計の中の3大支出と言われていますが、住宅費の占めるウエイトはジリジリ上がっています。
マイホーム購入時には、購入前にきちんと資金計画を立てることがますます重要になってきます。
本年も1年ブログをお読みいただきありがとうございました。
来年もすばらしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
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