住まいのお金ＦＰ相談室の真崎です。

国民年金保険料の納付期間が、現行の40年から45年に延長される予定、というニュースが配信されました。

現在の年金制度では、20歳から60歳まで保険料を納付するのですが、65歳まで納付期間を延長予定とのことです。

いつだったか

「これで年金制度は100年安心です！」

と言っていたのは何だったんでしょうね(*_*;

以前相談に見えた30代のご夫婦は、生活費を徹底的に切り詰めた生活を送っていました。

そのまま順調に預貯金が増えていけば、60歳で1億円を超える預金残高となります。

それでも

「老後が心配」

なため、レジャーなどには一切お金を使うことなく、ひたすら貯め続ける生活を送っていました。

もっとお金を使ってもらって、経済を回したいと国は考えているようですが、年金制度を悪化させればますます「老後が心配」なのでお金を使わない現役世代が増えるだけです。

今後は住宅ローンの完済年齢も、より慎重に検討する必要が出てきます。

年金制度が改正されれば、60歳で定年退職を迎えた方はそれ以降も年金保険料の支払い負担が発生することとなります。

60歳以降のキャッシュフローや預貯金に余裕が無い状況ですと、年金保険料の負担増加分だけ、それをカバーするための収入をどこかで確保しなければならなくなります。

定年後の働き方や収入の確保、将来を見据えた住宅ローンのプランニングがますます重要となってきます。

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