住まいのお金FP相談室の真崎です。

マイホームの購入を行う際に、ほとんどの方は住宅ローンを借りる必要があり、その審査が通るかどうかは大変重要です。

お客様の中には、住宅ローン審査に不安を抱えて相談に見える方もいますが、過去にローン返済の延滞履歴があり、それを隠している方は行動に現れます。

以前相談に見えたお客様で、初回面談でいろいろお話を聞いていくと、

奥様は

「〇〇駅から徒歩１５分以内(^^♪」

「間取りは３LDK以上かな(^^♪」

「駐車場は１台で大丈夫(^^♪」

と、マイホームへの希望をとても楽しそうにお話されていました。

しかし、ご主人は奥様の言うことに

「うん・・・そうだね・・・」

と、なぜか虚ろな目で沈んだ表情。

最初は物静かな性格の人なのかな？と思いましたが、いくらご主人に話を振っても上の空。

もしかして・・・

と思いつつも、条件の良い金融機関にてペアローンで住宅ローン審査を受けることになりました。

しかし、予想通り結果はＮＧ・・・

住宅ローン審査を受けたことで、ご主人には過去に延滞履歴があることが発覚しました。

そこからは修羅場・・・

奥様はやはりその事実を知らなかったようで、事前に話してもらえなかったこと＆マイホームを購入できなくなるかもしれないことに大激怒。

幸い、夫婦共働きで奥様も給与収入があったので、住宅ローンの借入額を引き下げ、奥様単独で住宅ローンを申し込み、購入することとなりました。

過去の延滞履歴を隠して住宅ローン審査が通ることはありませんし、配偶者に隠していたことで、今後ず～っと精神的な負い目を感じてしまう可能性もあります。

また、ペアローンでＮＧ後に、同じ金融機関へ延滞履歴の無い奥様単独で住宅ローンを申し込んだとしても、金融機関の目は厳しくなってしまいます。

今回のお客様も、

「ペアローンでＮＧだったので、奥様単独で申し込んでも受付できません」

と担当者から言われ、第一候補の金融機関から借り入れすることができなくなってしまいました。

過去の延滞履歴は、隠していても住宅ローン審査を受ければ必ず発覚します。

長い人生の中で、失敗しない人などいません。

過去の失敗は、マイホーム購入の話題が出たタイミングで配偶者には説明した方が、その後の人生にはよほどプラスになることでしょう。

マイホーム購入時の

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