住まいのお金FP相談室の真崎です。

 

ここ数年はマイホームの購入希望者が増加しているため、条件に合う不動産が見つかっても、検討している間に他の方に申し込まれてしまう、というケースが目立ちます。

 

では、希望条件を満たす不動産を他の人よりも先に購入するにはどうすればよいでしょうか？

 

 

マイホーム購入の検討を進めていくと、多くの方が

 

「自分の判断は正しいのだろうか？」

 

と多少なりとも不安を感じます。

 

これは生涯に一度の、ウン千万円（最近では億超えも！）するお買い物ですから

 

「ここで判断を間違えては一生後悔する・・・」

 

という理性が働くためです。

 

でも、どんなに長く、深く、慎重に検討をしても、最終的にはどこかのタイミングで決断をする必要があります。

 

 

人気の高いエリアでマイホームの購入を検討していたAさん。

 

住環境も、購入金額も希望条件を満たした建売住宅で、仮契約まで締結していました。

 

しかし、

 

「もう少し待てば、もっと条件の良いマイホームが売りに出るのではないか？」

 

との考えから、仮契約をキャンセルする判断をされました。

 

キャンセルした後になって、キャンセルした物件以上の建売住宅が存在しないことに気がつき

 

「やっぱりキャンセルするのではなかった・・・」

 

と、後悔することに。

 

そんな時に最初に仮契約をした建売住宅よりも

 

駅から遠く、購入金額も高く、室内も狭い

 

建売住宅が販売開始となりました。

 

仮契約をキャンセルしたことをずっと後悔していたため、今度はすぐに正式契約。

 

Aさんは仮契約をキャンセルした建売住宅で進めていた方が、希望条件に近かった、という結果になってしまいました。

 

 

マイホームを購入しようか？

 

と考え始めたら、まずは夫婦で希望条件を思いつくままに書き出しておきましょう。

 

例えば、住環境への条件では、以下のようなことが考えられます。

 

・土地の広さは？

・部屋は何部屋必要？

・和室は必要？

・駐車場は何台分のスペースが必要？

・道路の方位は？

・お庭の広さは？

・駅まで徒歩何分以内？

・駅まで自転車でもOK？

・バスの利用はOK？

・スーパーやコンビニは徒歩圏内？

・保育園までは何分以内？

・小中学校まで何分以内？

・中学受験をする場合の学校までのアクセス方法は？

・小児科までの距離は？

・近くに公園がある？

 

などなど・・・

 

で、希望するエリアで新規の不動産情報が出たら、その不動産は希望条件の何％をクリアしているか？を確認します。

 

希望条件を１００％満たす不動産はまずありませんので、６０％クリアなら合格なのか、７０％を合格とするのかは事前に夫婦で話し合っておきましょう。

 

そして、合格点であり、購入しても問題の無い適正予算内であれば、人気の高いエリアでは早々に購入へと進んだ方が良いでしょう。

 

理想を深追いしすぎて

 

「もっと条件の良いマイホームを！」

 

と考えていくと、逆に条件が悪くなってしまう可能性もあります。

 

また、希望条件を満たす不動産が見つかってから、購入しても問題の無い適正予算を検討していたのでは、他の方に先を越されてしまいます。

 

「そろそろマイホームを購入しようか？」

 

と考え始めたら、希望条件の洗い出しと、適正予算の把握は早めに対応しておきましょう。

 

マイホーム購入時の

 

「資金計画」

「住宅ローン」

「適正予算」

 

などのお悩みは『住まいのお金FP相談室』へご相談ください。

 

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